大隅半島南部 鬼岳西岩稜

2008年11月頃

クライマー:I見、K

http://pds.exblog.jp/pds/1/200811/30/98/a0043698_155143.jpg


西岩稜基部です。これからあんなに苦しいことが起こるとは知らずにふざけていました

P トップ:K岩 ワンテン後、A0  
この緩傾斜で5.10bはだてじゃなかったです。セカンドは荷物が重すぎて、ユマール多用

P トップ:I見 OS          
途中の灌木帯で迷い子。左奥の方へ行くとチムニーがあります。チムニーから右のフェースへ乗り移るのが核心でした。恐怖感MAX!!!フェースへ向かわず、直上しようとしたのでかなり疲れました。セカンドで荷物を持ちすぎるとかなり苦労するらしい。

P トップ:I見 数回テンション   
絶悪。何もなかったです。2mmほど突き出たホールドだけで耐えたところもありました。体感より傾斜が緩いのか、意外とフリクションが効きました。後半でスイッチが入り、久しぶりに最高のクライミングでした。

P トップ:K岩 ハングからA1   
ハンガーボルトだらけで正確ではないですが15本以上あったように思います。K岩さんはヌンチャクが足らず、途中でロワーダウン&回収をして登り返しました。I見は途中から高速ユマーリングを体得。この辺りから風がかなり強くなってきました。

P&6P トップ:I見 A1OS   
最初はフリーで登ろうとするが、断念。一度アブミを使いだすと、アブミのオンパレードで終わってしまいました。しかも一部怖くなって、アブミを残置・・・。それからピッチを切らず、6P目の灌木帯も一気に登り、松でビレイ。

P トップ:K岩 OS         
左足をクラックに入れ続けるので、かなり痛い(>_<)今まで一番痛いクライミングでした。ザックを背負ったまま登れたのは嬉しかったです。

P トップ:I見 OS         
風が強く、アブミが真横に流れていました。最初の岩は水晶スラブと呼ばれているらしく、本当に細かかったのですが意外と登れました。要所要所にガバがあるといった感じでしょうか。その後1つ岩を乗り越えるとボルトが無く、なんというか・・・ロープウェイのようになります^^;

P トップ:I見 OS?        
長方形のフェースはかなり威圧感がありましたが、意外と登れました。体と頭と岩が1つに繋がって、指が誘われて吸いつくような感覚?がしました(言いすぎかな)。本当は南峰の肩まで出るのですが間違って途中で切ってしまい、時間が迫って来ていたこともあり、以前登ったこともあったので、諦めて敗退。


惜しくも敗退ではありましたが、クライミングの内容は良かったです

ユマールとエイドの練習にもなりました^^;


ただそれから色々あり、泣きそうになりました

総行動時間は15時間を超えてしまいました

後悔すればキリがないほどですし、反省点も多々ありました

人生でこんな経験は出来ないだろうし、もう二度と経験したくないです

K
岩さんに「もうしばらく登りたくないね」と言わせたほどです

鹿児島大学山部現役ブログより修正転載)