山急山五輪岩正面壁「嶺呂ルート(仮称)」

期間:2011410

山域:西上州

メンバー:Y田、W邊、I

410

駐車場7:30〜五輪岩基部8:30〜終了12:40〜駐車場14:00

 関東に引っ越して来て、初のマルチピッチで楽しみにしていたのだが・・・。こんなにボロボロの岩だとは思っていなかった。もともと短い寿命が縮まった。

 高速に乗り、なんちゃら妙義ICで下りる。そこを右折し、碓氷の道を走る。左に「新若宮橋」とある所を左折して林道を走っていると五輪岩が見える。

 車を止めて、基部に向かった。谷〜尾根〜谷と登ると(テキトーに登れば辿り着くと思う)五輪岩に着いた。200mぐらいに見える正面壁の左にぶち当たっている尾根を登りつめると、壁にあるルンゼ基部である。そこまでのブッシュクライミングでI見は苦労した。1P目(5m)はW邊さんが登った。岩が脆く、どうしても落石が起こった。2P目(25m:X?)はI見が登るのを躊躇ったため、Y田さんが挑戦するが、スタンスがもげて足ブラになったり、岩質の脆さが原因で終始気の抜けないクライミングであった。テラスで待っているだけであったが、「怖い、怖い、怖い、こわいーーー!!!」と叫びながら足ブラしている姿を見ると、もう生きた心地がしなかった。ここは木でビレイ出来た。ルンゼはココまでで、3P目(50m:V)からハング下を右上して回り込み、快適なフェースを登った(ホールドが信用ならんので時間がかかってしまったが)。4P目(30m)はブッシュを登り、5P目(25m:W+)のいやらしい岩を登ると頂上であった。助かった。

 と思っていたのだが、下山の谷も傾斜が強いゴルジュとなっており、懸垂を交えた気の抜けない下山であった。

感想:鹿児島でそれなりに登っていたつもりだったが、人生で2番目に死に近いクライミングだった。参った。